ハニカムパネルの優位性(庇製品比較)

  ハニカムパネル庇
減圧接着製法
幕板構造庇 アルミ形材庇
(小庇含む)
イメージ写真 ハニカムパネル(減圧接着製法) 幕板構造庇 アルミ形材庇(小庇含む)
特徴

ハニカムコアは、ほとんどが空気層のため同じ大きさのアルミ板に比べて重量が約1/8となり軽量
また、優れた構造体として知られるハニカム構造により非常に高い強度と剛性を兼ね備えている。
均一のハニカムコアと表面材の完全密着設計により高い平面精度、密閉構造のため耐久・耐食性・耐水性に優れている。
プレス圧着工法に比べ減圧強制圧着製法(特許取得)による接着強度・接着時間が大幅に改善。
製造最大サイズ L8000mm×W2300mmまで対応可能。(要相談)
ダウンライト埋込み等の一次加工も可能。
面材の選択肢も多様。
納期的にも40~50日程度ため、工程メリット大

 

デザイン性

パネル縁に化粧材を取付けシンプルな断面形状。
フラットで美しい形状は、さまざまなデザインの表現に対応。
異形(平面R)はもちろん、異寸90°コーナーにも対応可能。
更には二次曲面(立面R)パネル等は従来の圧着製法に比べ、容易に対応可能。
厚みも30mm~200mmと豊富な品揃えである。

構造体としての庇のため、意匠性は自由設計だが、全般的にも見付面積が広く重苦しいイメージが強い。
更には、庇面積が大きくなれば当然、重量による躯体負荷が大きくなる
構造体故、途中段階での意匠変更には不向きであり、各部位(鉄骨・軒天下地・スパンドレル・幕板・笠木・防水等)との混在による設計・施工統一にかける負担が大きい。(各業者との連動性の負担)
更には、各部位の連結によるコーキング負担もあり、その劣化・亀裂の危険性も高い。
アルミ形材の連結構造(縦連結・横連結共)のため、連結部のラインが露出してしまい、どうしても意匠的な制限がある。
(ラインが目立つというような)
また、ハニカム庇のような曲面的(立面R)な意匠対応が出来ないという欠点あり。
90°コーナーでも出寸法が同じであれば良いが、左右が異寸法になると対応が出来ないという欠点もある。
更には製造最大サイズもD600mm~2000mm程度までで、面積の大きなものには不向きである。
ダウンライト埋込み等の二次加工には不向きである。
押し出し型材のため厚みは35mm~60mm程度と限られている。
表面処理 フッソ樹脂焼付塗装(40μ)
高い耐蝕・耐候性に優れている
また、耐用年数も比較的に長い
カラーは標準では2種類(ステンカラー・シルバー)だが他のカラーからでも選択可能。(日塗工から選択)
(スパンドレル・笠木等)
表面処理がアルミ独特の電解着色(陽極酸化塗装複合皮膜)のため、カラーバリエーションには制限がある

(板金幕板)
一般的に樹脂(アクリル・ウレタン系)焼付塗装のためカラー選択は可能だが、曲げ加工での塗装では制限あり。
表面処理がアルミ独特の電解着色(陽極酸化塗装複合皮膜)のため、カラーバリエーションには制限がある
施工性 後付工法のため、人工軽減・工期短縮に優れている。工期管理が容易 先付工法のため、複数の業者(スパンドレル・軽天下地・板金・防水塗装など)が混在し、人工増大徹底した工期管理にも注意が必要 ほぼハニカム庇と同様。